2024/07/28 23:02

 今日は美容室の予約がいっぱいで、少し困ってしまった。週末にどうしても髪を切りたかったのに、どこも予約で埋まっている。いつも通っている美容室に電話をかけてみたが、やはり同じ状況だった。


夕食後、家でその話をしていると、妻がふと口を開いた。「私がカットしてあげようか?」と。彼女はもともと器用な人で、時々子供たちの髪を切っているのを見ていたので、安心してお願いすることにした。


リビングに椅子を持ち込み、タオルを肩にかけて、即席の美容室が開店。妻が準備を整えてハサミを手に取ると、いよいよカットが始まった。最初は少し緊張したが、彼女の手つきはとても確かで、徐々にリラックスしていく。


「ここはどうする?」と細かく確認しながら進めてくれるので、希望通りのスタイルに仕上がっていくのが感じられる。髪が軽くなっていく感覚が心地よく、切ってもらっているうちにすっかりリフレッシュできた。


カットが終わると、妻は満足そうに微笑みながら「どう?」と尋ねた。鏡で確認すると、思っていた以上に上手に仕上がっていた。プロ顔負けの腕前に感心しつつ、心から「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。